除カビと防カビ

カビ除去・カビ対策

2022年8月16日

1.除カビと防カビの違い

除カビとは、目に見えているカビを除カビ剤などで取り除く(カビの数を減らす)ことです。防カビとは、除カビ後に新たなカビの発生・増殖を抑制することです。

2.除カビ剤と防カビ剤の注意点

2-1除カビ剤

主な成分として次亜塩素酸ナトリウム(アルカリ性)があり、酸化作用・漂白作用・殺菌作用がある塩素系漂白剤です。カビはアルカリ性に弱い為、効果的に死滅させることができます。しかし、水回り部分はすぐにカビが再発してしまうことが多いのではないでしょうか。

その理由は、

①カビの表面だけ死滅し、根っこの部分まで薬剤が浸透していない。

②カビが発生する環境が整ってしまっている。

などが考えられます。また、市販されている除カビ剤の多くはスプレータイプです。そのスプレーを直接カビ部分に吹きかけてしまうことでカビの胞子が飛散し、周辺に付着し増殖します。特に浴室では、せっかく漂白・殺菌によりカビを退治でき一安心。と思ったのも束の間、すぐ再発した経験があるかと思います。それは、簡単に言うとカビが苦手なアルカリ性が水を流すことにより中性となり、その上に好物の栄養分(垢など)が付着し、カビが増殖しやすくなるからです。面倒でも毎日汚れを落とし、換気して乾燥させることが浴室の最も効果的なカビ対策といえそうです。思っている以上にカビはしぶとく、厄介なものです。

2-2防カビ剤

主な成分として銀やアルコールなどがあります。市販されているものでいいのですが、使用上の注意として、

①定期的な使用(効果の持続期間は基本短いと思ってください)

②防カビする場所に適した防カビ剤を使用しましょう。

3.まとめ

既に発生しているカビの対策として、「除カビ剤でカビを殺菌し、その場所に合った防カビ剤を定期的に使用し再発防止すること」をお勧めいたします。まずは市販されているもので試してみてください。

4.自力では解決できない場合

どうしてもカビが再発し除去できない場合は、当社へご相談ください。カビの繁殖状況などを調査し、都度除カビ剤の調整を行う独自の専用剤を使用することにより、カビを根こそぎ退治し再発率を抑えます。また、生活環境を配慮した人体に安全な専用剤となっています。カビについてのご相談やお問い合わせは、こちらよりお問い合わせください。専門知識を持ったスタッフが対応させていただきます。