高気密高断熱住宅でのカビについて

カビ除去・カビ対策

2022年7月19日

高気密高断熱の家はカビが発生しやすいのか

 高気密高断熱住宅は24時間換気システムで外気からの無駄な湿気の流入が少なく、カビの発生しやすい高湿度状態が避けられることと、断熱性が高く結露がおきにくいことから、一般的にカビは発生しにくいと言われています。

高気密高断熱の家でも、カビが発生することがあるのか

 実際、高気密高断熱住宅でもカビが発生した事例が挙げられています。

 その多くは床下から発生したもので、要因は以下のような事と考えられています。

1.床下の基礎コンクリートは、建物完成後2年ほどの間は水分を蒸発し続けます。

  コンクリートの水分が完全に抜けて乾く半年~2年の間、水蒸気によってカビが発生しやすい状態

  になると言われています。

2.床下の温度は外気より低く、外気と同じ空気が冷やされて湿度が高くなります。

3.断熱材に隙間ができてしまうと内部結露が発生しやすくなります。

  床下に断熱材を敷き詰める「床断熱」の場合、断熱材が重さで下がってしまい、床と断熱材の間に

  隙間ができて断熱性が落ち、結露・カビが発生するケースもあります。

4.グラスウールを断熱材として使っている場合、水分を含んだグラスウールは重くなるためずれ落ち

  ることもあります。

  ずれ落ちたグラスウールが水分を含んでいて木材などを腐らせ、カビの発生源になります。

5.換気システムの不調、上下水配管の水漏れなど、建物設備の不具合からカビが発生するケースもあ

  ります。

こんな時は注意

1.浴室、キッチン等、水回りにカビが発生した場合、床下のカビが増殖した可能性があります。

2.床下収納を開けてカビの臭いがした場合、床下のカビを疑い調査が必要です。

3.2Fや屋根裏などの床下から遠い部屋でのカビ臭及びカビの発生がある場合、換気システムにより空

  気は建物全体に循環しているので、目に見えない床下部分のカビ発生が疑われます。

そんな時には

 床下のカビにはなかなか気付かないものです、知らず知らずのうちに増殖する床下のカビ、気になることがあったらすぐ調査をすることをお勧めします。

 弊社の調査は、付着菌検査によりカビの種類を特定し、落下菌検査で空間に浮遊する菌の数を測定します。

 その後、採取したカビを第三者機関において培養したのち報告書を作成し、数値化したカビの状況を明確に説明します。

 床下のカビについてのご相談やお問い合わせは、こちらよりお問い合わせください。専門知識を持ったスタッフが対応させて頂きます。

 対応エリアについては、弊社の拠点が千葉県八千代市にありますので、千葉県全域に出張可能です。

 

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