空き家を管理する方法を知ろう

空き家管理

2024年6月28日

<空き家を自分で管理するための便利な道具>

空き家は、人が住んでいる時と同様に、持ち主の手で管理することができます。空き家を管理する際に準備しておくと便利な道具を見ていきましょう。

軍手:

重い床を持ち上げたり固い扉を開けたり、枯れ枝やゴミを集める際に手指を怪我する危険性があるため、必ず軍手を着用するようにしましょう。

室内で履く靴:

空き家は、床に砂やホコリが溜まりやすくなっています。足裏に付着した汚れを戸外へ持ち運ばぬよう室内履きに取り換えて入室しましょう。また、足裏の怪我防止にも役立ちます。

掃除用具:

長年蓄積された人の皮脂や髪の毛、砂やホコリ、壁に付着した汚れは、カビが繁殖する栄養源となってしまいます。カビの発生により建物の老朽化を加速させる原因にもなるため、ほうきやちりとりを使って空き家を清潔に保つようにしましょう。

ゴミ袋:

空き家で集めたゴミは、ゴミ袋にまとめてその日のうちに持ち帰って処理するようにします。ゴミ袋を空き家に放置すると、不審者に狙われやすくなってしまうため注意が必要です。

脚立、懐中電灯:

床下や天井裏の状態を確認する際に使用します。ネズミや小動物が住み着いていたり、カビが発生していたりした場合には、早急に対処することが必要です。

<空き家を自分で管理するためのポイント>

ポストの点検:

転送届を出していても、空き家のポストにはチラシやダイレクトメールが投函されます。かといって、投函されないようポストをテープで止めてしまうと「空き家」であることが一目瞭然となってしまい、好ましくありません。また、ポストからあふれ出た郵便物を狙った放火も少なくないため、ポスト内は定期的に点検しておきましょう。

換気:

空き家はカビが発生する環境になりやすいため、湿気や汚れた空気をため込まないように、しっかりと換気を行っておくことが重要です。換気を行う際は、外気が室内を通り抜けるよう、必ず2カ所以上の窓を開けるようにします。室内だけでなく、クローゼットや押入れの中も忘れずに風を通しましょう。

通水:

通水は、給排水管から発する悪臭や管の劣化を防ぐために重要な作業です。台所、洗面所、トイレ、浴室など通水可能な場所はすべて行うようにしましょう。

庭木、雑草の処理:

庭木が生い茂ったままにしておくと、強風で枯れ枝が飛んでしまう等、隣接する住宅などへ迷惑をかけるおそれがあります。また、庭の雑草は、処理されないまま放置されると景観を悪くするだけでなく、犯罪被害のリスクを高めるため、定期的に処理するようにしましょう。

<空き家を自分で管理することが難しい場合>

空き家は、人が住んでいる家と比べて老朽化のスピードが早く、定期的な管理なしには良好な状態を維持できません。自分で管理することも十分可能ですが、今の住まいが遠く離れた場所にある、高齢で足腰が弱く体力に自信がないといった場合には、弊社のような専門業者への依頼を検討してみてはいかがでしょうか。