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清掃ロボットについて②
清掃
2025年2月21日
今回は、清掃ロボットの種類についてご説明します。清掃業界ではこの数年間で多くのロボットが発表され現場に導入されるようになりました。
どのような場所を、どのような素材を、どのように清掃するか
まずはこれらが定まらないと清掃ロボットの選定が出来ません。その条件は現場によって様々であり一概に決められるものでもありません。そのうえで清掃ロボットの種類をどのように分けるかですが、まずは清掃方法の違いで分類します。
掃除機タイプ
ブラシが回転し埃などを吸い込む機能を持ちます。一般的な掃除機の機能と変わりませんが、真空掃除機と比較すると吸塵能力は低くなる傾向にあります。
洗浄機タイプ
回転パッドやシリンダーブラシ、水や洗剤を併用し洗浄を行い、汚水を回収する機能を持ちます。
日常清掃において、清掃作業従事者が掃除機掛けを行っている現場では掃除機タイプ、自動床洗浄機を使用している現場では洗浄機タイプを選択します。
掃除機タイプの清掃ロボット
国内メーカーで広く導入されているのが、ソフトバンクロボティクス製の「Whiz i」になります。
初代の「Whiz」は2019年にリリースされ、その後2021年に改良された「Whiz i」がリリースされています。弊社でも「Whiz i」導入していますが、障害物検知能力などが向上し衝突事故もなく、安全に使用できます。
掃除機タイプのロボットは、海外製品も数多く輸入されていて、ロボット自体の大きさや清掃能力も様々なものがあります。
洗浄機タイプの清掃ロボット
元々自動床洗浄機という機械があり、洗剤が自動で出てパッドが回転して洗浄、洗浄汚水をウェットバキュームで回収してくれる機能があり、人が手で押すタイプから搭乗して洗浄する大型のタイプまであります。これらの自動床洗浄機にOSを搭載し自動運転できるようにしたものが、洗浄機タイプの清掃ロボットとなります。洗浄機タイプのロボットは、種類は限られていて選択肢があまり多くないという面もあります。
このように業務用の清掃ロボットは、大きく分けて掃除機タイプと洗浄機タイプの2種類になります。どちらも、清掃ルートを設定することで、自律走行が可能となっています。
次回は、清掃ロボットを導入するメリットについて書きます。
弊社では、清掃ロボットの導入などのご提案もしております。お気軽にお問合せください。