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床下の除カビ作業とは
カビ除去・カビ対策
2022年8月11日
除カビ作業の前に
再発を防ぐカビ発生原因の明確化
高気密高断熱住宅の床下に発生したカビを効果的に除去するには、どうしたらいいのか。
それには、カビ発生の原因を明確にしなくてはいけません。
床下でカビが発生する主な原因
基礎コンクリートに含まれている水分が蒸発して床下に溜まってしまう事が考えられます。床下の空気がしっかり循環及び除湿がなされていればカビが発生する事は考えにくいのですが、除湿されていない場合や気流が発生せずに循環がしっかりされていない場合は、空気が澱んでしまいその箇所を中心にしてカビが繁殖していきます。
この原因を解決しないで除カビ作業を行っても、再発する可能性が非常に高いです。
弊社の除カビ作業と同時進行で、建築したハウスメーカーや工務店に相談して、床下の空気循環や除湿の対策を講じる必要があります。その上で床下に繁殖しているカビを除去する事で再発を防止します。
床下のカビ状況の把握
まずは、床下に潜り込んで現状把握に努めます。予め事前に頂いた竣工図面から潜り込むルートや検査箇所を設定します。
検査する際は点検口から入って床下全体を隈無く観察します。目視によるカビ発生状況を確認しながら、付着菌検査及び落下菌検査と建材の含水量測定を行います。
その後約1週間で検査結果が出ます。その検査結果に基づいて除カビ作業の範囲などを策定し、お見積りをご提出します。
除カビ作業
空間除菌まで行い徹底的に
- まずは、床下の清掃を行い、カビの栄養となる汚れなどを可能な限り除去します。この時に使用するのは、業務用の単相200ボルトの専用掃除機で、30メートルまでホースを伸ばしても吸引力が落ちません。この掃除機で、床下にあるゴミや、私たちが、『つらら』と呼んでいるカビも一緒に吸引します。どの工程も重要なのですが、特にこの清掃の工程は時間を掛けて丁寧に実施しています。
大引きからぶら下がっているのもカビの一種です。
- 次に除カビ作業に入ります。
除カビ専用に調合された除カビ剤を状況に合わせて希釈したり、より効果を上げるブースターを調合したりします。これは現場での判断になります。床下に入り、建材全てに除カビ剤を塗布していきます。床下の除カビ作業では、コンクリートと木材の両方に使用出来る除カビ剤を使用します。
建材のすべてを上から下まで塗布するので、作業員は専用マスクとゴーグルを着用して作業します。刷毛などを使用して、隅々までしっかり塗布し、除カビ剤を建材にしっかり染み込ませます。たっぷりの除カビ剤を建材に浸透させる事で、カビを根っこから除去する事が出来ます。
③ 空間除菌
清掃と除カビ作業が終わった後に、床下空間の除菌作業を行います。これは、建材に繁殖しているカビは除去していますが、空間に浮遊しているカビも除菌する事で再発を防止する目的で行います。空間噴霧用に調合された除菌剤を床下空間に充満させて浮遊菌をしっかり除菌します。この作業により再発の可能性を低くする事が可能です。
このように、当社の除カビ作業は、
① 清掃
② 除カビ
③ 空間除菌
の3つの作業を、短い工期で行う事で、より効果的な除カビが可能となります。
カビにお困りの際は、こちらまでお気軽にお問い合わせください。専門知識を持ったスタッフが対応させて頂きます。